双子と図書館行くの、どーしょっかん?【図書館用バッグ】

双子2歳の誕生日前後を境に、地域の文化センター内にある図書館へ行く頻度が高くなりました。
1番の理由は、ベビーカーに乗せずに移動できるようになったこと。
双子が自分の足で歩いたり階段を昇ったりすることはもちろん今までもできましたが、「2人を連れて一緒に行動する」ということに自信が持てるようになってきたのは最近のことです。

たとえばスーパーで手を繋いでお買い物をするチャレンジもしてみています。
たくさん買う時はまだまだベビーカーに乗せないと不安ですが、2~3点の商品をササッと手に取るくらいなら、手に子ども用のお買い物かごを握らせてできるようになりました。
もれなくグミを1人1点ご購入の条件付。


図書館で本を借りる時も、いくつかハードルがあります。
図書館通いのハラハラドキドキについて、今回は記録したいと思います。

ベビーカー時代の図書館通いを振り返る

もちろん0~2歳までの間も、何度か図書館を利用はしていました。
子どもが大人しくベビーカーに乗っていれば、本を借りるのに何の問題もありません。

ただ、そのベビーカーが双子用となると少し話は違ってきます。
まず、3階にある図書館に行くために乗るエレベーターが狭い。
縦型ベビーカーを頑張って斜めに入れてなんとかギリギリ乗っていました。
それに、図書館内の通路も狭い。
大きな縦型ベビーカーは、曲がりにくい、通れない通路がある、居場所に困る。
公共の図書館なのにこんなことでいいの?きっと車いすの人だって困ってる。
と、当事者になると初めて文句が出てくる笑
大きいベビーカーのために苦労するのが嫌なら、1人用ベビーカー+抱っこ紐という選択肢もありますが、そんな重労働をしてまで行きたいとは思わなかったのでした。

そんなわけで、ベビーカー時代にはほんのちょっとのストレスが嫌で、なかなか図書館へ足が向きませんでした。
当時はいつでも何もかもがバタバタで、本を借りたら必ず返却期限過ぎていたし。

みんなで歩いて図書館へ

双子が手を繋いで歩いてくれるようになった2歳前後から、図書館に行くのがとても楽しみになりました。
双子用ベビーカーを施設の外へ置き、「絵本を借りに行こう!」と声をかけると子どもたちは嬉しそうについてきます。
ちなみに、階段が大好きな彼らはエレベーターではなく、いつも自分の足で階段を昇って行きます。

図書館の入り口直前で、「ここでは小さなお声で話そうね。ゆっくり歩こうね、走らないよ」とお約束します。
でも着くと、繋いでいた手を振りほどき、2人で小走り…。
ちゃんと絵本コーナーの場所を心得ていて、入ってすぐのカウンターを左に曲がっていきます。
通路が狭いことなんて、もう微塵も感じません。

最近になって借りられる絵本の選択肢が大幅に増えたことも、図書館の楽しみが以前より大きくなったもうひとつの理由です。
以前は図書館の本を破くのが心配で、厚紙で作られている「ボードブック」の中から借りるようにしていました。
家にある本は、お気に入りであるほどビリビリ破かれて無残な姿になっています。上の子どもを育てた時はどの本も保存状態が良かったことを鑑みると、やっぱり赤ちゃん2人だから仕方がない部分もあるのかなぁ…と思います。
2歳になると少し分別がついてきて、普通の紙の本も借りて大丈夫そうだと思えるようになりました。
ボードブックなんて全体のほんの一部なので、ほかの絵本にも目が向くようになると急にワクワクしてきました。

買わなくてもたくさんの本が読めるなんて、図書館って本当にありがたいなぁ…!と当たり前のことをしみじみとかみしめました。

図書館に通うために買ったのは、スイミングバッグ⁉

近所の図書館では、図書館内で借りる本を入れるために透明のバッグを用意してくれています。
絵本は1回で10冊も借りるので、ありがたく使わせてもらっていました。

でもある時から、双子は「図書館ではこのバッグを持ち歩くんだ!」ということを覚えたようで、自分で手に取るようになりました。
ひとりひとつの大きなバッグを持って絵本コーナーへ小走り。
「これはこれでかわいいし、まぁいいか…」と思っていたのですが、問題は帰り際。
どうしてもバッグを手放してくれなくなった笑

なんとかひとりのバッグを奪取して戻しましたが、もうひとりは頑としてきかない。
バッグを持って館内をチョロチョロ逃げ回るのを追っているうちに、もうひとりもチョロチョロして図書館の本を勝手に出してきてしまい…。
収集のつかないことになりました。

最後は無理やり捕まえてバッグをもぎ取り、ギャン泣きするのを抱えてもうひとりも確保。
さてこの子が抱えてる本はどこから出してきたものだろう、と本棚の前をモタモタしていたら、見かねた司書さんが「それは戻しておくから大丈夫ですよ」と引き取ってくれました。
ほんとすみません、いえいえ大変ですよねぇと司書さんと笑い合いながら、助けてもらったことが本当にありがたくてちょっと涙出そうでした。

さてこのことがあった後すぐ、私が購入したのがこちら。

かわいいレモンのスイミングバッグ!×2!!
図書館にあるバッグを使わず、自分で持参すればバッグを戻すひと手間が省けるという考えです。
最初はエコバッグを持っていこうかと思ったのですが、大判の絵本が入るようなLサイズのエコバッグは2歳児が持つと引きずってしまいそうです。
それにスイミングバッグなら図書館にあるものと同じで透明だから、借りる前の本を自前のバッグに入れても理解が得やすい(のではないかと自分に言い聞かせています)。

図書館に行くときはいつも、このレモンバッグをリュックに入れます。
そしていざ図書館に入る直前で出し、「ここでは小さなお声で話そうね。ゆっくり歩こうね、走らないよ」のお約束をしながら手渡します。
レモンバッグは双子も気に入ったようで、嬉しそうに持ち歩いています。
前に助けていただいた司書さんもニッコリ^^
ほんの小さなことですが、こんな小さな工夫の積み重ねで双子とのお出かけハードルを一つ一つクリアしています。

最後の難関、カウンターでの待ち時間

レモンバッグに好きな本を5冊ずつ詰めたら、本を借りるカウンターへ。
前に借りた本を出し、返却手続きをしてもらい、図書館カードを渡し、貸出手続きをしてもらう。
5分もないくらいのわずかな時間ですが、これまた双子が逃げ出す、走り出す…。
小さな図書館なのであまり他に人がいないのは救いですが、だからといって野放しにするわけにもいかず。

仕方がないので、借りるための10冊+もう1冊を持ってきて、返却・貸出の手続きが終わるまで読んでいてもらうことにしました。
といっても、まだ自分で読めるわけでもなく、すぐに放り出されてしまうこともありますが。

でもとにかくこれでやっと、双子連れ図書館通いが成立するようになりました◎

後記

なんだかこんな些細なことをあげつらって1から10まで全部書くと「苦労人意識がスゴイなw」という感じがしなくもないのですが。
でも逆に言えば、こんな小さなことひとつにも対策を講じ、それで楽になるというよりはギリギリOKのレベルで緊張しながら外出しているんだなぁと改めて実感します。

先日、助けてくださった方とは別の司書さんから、こんな風にお声がけいただきました。

「双子ちゃん連れてお出かけしてすごいですね!私も双子を生んだんですが、ずっと引きこもってました」。

双子関連の情報を見ていると、子どもが小さい頃は家にいるしかなかったと振り返る方が多いように感じます。
でも私にとっては、家にいる方が絶対に大変。
ずーーーっと「テレビ、テレビ」「おやつ、おやつ」の連呼でそれを断るのも応じるのもストレス。
2人で仲良く遊んでる時もあるけど、すぐに取り合ったり押し合ったりへしあったりして泣き声を聞くのもストレス。

だから、何としてでも外へ出る。
ほんとは家にいた方が体は楽なような気もするけど、ちょっと無理しても外へ出る。

そんなわけで、「すごいですね」なんて言われた日は、低い鼻を高く伸ばしてドヤ顔で歩いています。

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