ホワイトノイズで赤ちゃんよく寝るのホワイ?【ノイズマシン】

良く寝る双子であることを祈り続けた妊娠期間

双子妊娠が判明したとき、一番強く心に祈ったのは、「よく寝る赤ちゃんでありますように」ということです。
双子と言えば「Aちゃんが寝てもBちゃんが起きてるから休めない、Bちゃんがやっと寝たと思ったらAちゃんが泣きだしてBちゃんが再び起きてしまう」という無限地獄。
当時はそこまでの情報や想像力があったわけではありませんが、4歳年上の長男が赤ちゃんだった時のことを思い出していたのです。

長男は、抱っこで寝付いても布団に降ろすとパッと目が覚める、いわゆる「お背中スイッチ」搭載型の赤ちゃんでした。
お背中スイッチが付いていると、寝かしつけても寝かしつけてもゾンビのように起き上がってきて、終わりが見えません。しかも、長引く寝かしつけの間にうっすらと眠っているせいか、やっと寝たと思っても短時間で起き出してきます。
もし双子が長男と同じタイプで生まれたら、おそらく24時間暇なく寝かしつけばかりしていることになるのでは…ということが頭をよぎったのです。

赤ちゃんが寝るか寝ないかは、「運」だと思っています。
お背中スイッチ搭載長男のためにネントレの本を読んだりネットで検索したりもしましたが、書いてあることを具体的に実践したって、寝ない子は寝ない。
それはもう祈るしかなく、私はお腹の赤ちゃんに話しかけることといったら「生まれたらよく寝る子になるんだよ」ということばかりでした。

ホワイトノイズマシンなるものをもらった

そんな私の気持ちを知っていたのかどうか、双子の妊娠3カ月の頃、私の誕生日にパパが「子どもがよく寝るように」とノイズマシンをプレゼントしてくれました。


ノイズマシンは、赤ちゃんがよく眠れるような音を流す機械です。
シーンと静かな部屋よりも、多少雑音がある場所の方が安心して眠れるというのは大人でもよくあること。

そんな「落ち着く雑音」のことを、ホワイトノイズと言うようです。
でもわざわざ雑音を出すためのアイテムまで売られているとは知りませんでした。

もらったのはこちら。ウッディなデザインが素敵です。パパありがとう!
この商品は、8つの環境音を好みでミックスできるのが特徴です。

・カフェの雑音
・風
・焚火
・雨
・雷
・波
・鳥
・牧場

赤ちゃんの寝かしつけのために商品ページで公式にオススメされているのは、波・雷・雨の音の組み合わせ。
胎児の時にお腹の中で聴いている音が、これらの音に似ているので赤ちゃんが安心して眠るそうです。

子守歌は「ザーザー、ガサガサ、ガーガー」

さて、ホワイトノイズマシンの効果やいかに?
結論から言えば、うちの双子の場合、最初はこのアイテムの効果を実感することができませんでした。

ホワイトノイズを流しておけば、自然とウトウト眠くなってくれるのかな…?なんて淡い期待をしてはいましたが、そんなことはない。
音があってもなくても、眠い時のグズグズに変わりはありません。

一番効果を感じたのは、ホワイトノイズマシンではなく、掃除機の「ウイーーーーーン!!!」という音でした。
絶賛大ギャン泣きの最中でも、この音がすると急に「無」の顔になって落ち着くので不思議です。
私はワンオペの日中、お昼ご飯を食べるためにずっと掃除機の電源を入れていました。
「ウィィーーーンウィンウィン!!」の中、黙々とご飯を食べる私と無の表情の双子…笑
不思議なことに、ずっと掃除機の音をかけ続けていると、その中に一定のリズムや音楽が聴きとれるような気さえしたものです。
しかし貧乏性で、掃除機の電気代が気になってきたので、ある日YouTubeで「掃除機の音」を検索してみました。
誰か親切な方が、掃除機の音だけを広告も入れずに延々1時間も流れる動画をアップしてくださっているんですね…。
しかも1件ではないので、子どもが気に入る掃除機音が選べます!
YouTubeの動画はただ流しただけでは本物の掃除機ほどの効果がなかったのですが、スピーカーにつないで爆音にすると同じように泣き止んでくれました。

雑音消しの雑音として活躍

でもそれも、新生児期の頃のお話。
特大ボリュームの雑音は私にはストレスだったので、早くやめたいなと思っていました。
生後1カ月を過ぎてラトルなどであやすと泣き止んでくれるようになって、爆音掃除機の音を卒業することができました。

パパからもらったホワイトノイズマシンが活躍するのは、そのあとのことでした。それも、寝かしつけや泣きぐずりに使うのではなく、完全に眠ったあとにスイッチを入れるという使い方。
赤ちゃんたちが寝ている時に、隣の部屋でテレビを見たりおしゃべりしたりする雑音の「音消し」として、ホワイトノイズマシンを使うことにしたのです。
寝ているところで常にザーザー音がしていれば、急に長男が大きな声を出したり私がキッチンでガッチャンとやらかしたりしても、あまり気にならないのではないかと考えてのこと。ホワイトノイズマシンをつけていると、「赤ちゃんが寝てるから静かにしないと…!」と緊張しなくて済みます。

心なしか、ホワイトノイズマシンをつけていると、寝てくれる時間が長いようにも感じます。
2歳になる現在も、お昼寝の時は必ずホワイトノイズマシンのスイッチを入れるようにしています。

【番外編】読み聞かせにも一役

ホワイトノイズマシンをもらったばかりの頃、まだ赤ちゃんがお腹の中にいて使い道がなかったので、長男の絵本読み聞かせに使ってみたことがあります。

たとえば、「ヘンゼルとグレーテル」。
森へ行くシーンでは小鳥の声、魔女を暖炉の中へ突き飛ばすシーンでは火の音、家に帰ってくるシーンでは牛の声など、お芝居の効果音のような使い方です。
つまみを上下に動かすと音量の調節ができるミキサー機能で、気分は音響係。
8つの音が、自然豊かな昔話の情景によく合いました。

双子は良く寝る優等生に

双子が2歳になった今、これまでを思い返してみて、そもそも双子はお背中スイッチが発動することはめったにありませんでした。
また、夜中に一方が起きてギャン泣きしても、もう片方はグッスリ。ちょっと目が覚めてしまっても、相棒が泣いているのを見ると「なんだお前か…」という感じですぐ寝てしまいます。
昼寝は2~3時間してくれて、夜も21前後には寝てくれる。
長男は2歳前に家でお昼寝をしなくなり、保育園でお昼寝をする日は23時まで起きているという不良ぶりだったので、比べるにつけ双子の眠りには本当に助けられています。

ホワイトノイズマシンの効果のほどは「気の持ちよう」かもしれませんが、きっと一役買っているのではないかと思います…☆

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