ナウシカ

「怒りに我を忘れてる…。しずめなきゃ」
↑これは、かの有名なジブリ作品『風の谷のナウシカ』の序盤に出てくるセリフです。
王蟲という巨大生物がナウシカの王国へ向けて暴走するのを、怒りを上手におさめ傷つけずに帰すというエピソード。
普段はきれいな青い瞳をした王蟲が、目を真っ赤にして何もわからなくなるほど怒りが止まらない様は、2歳児のイヤイヤ期そっくり…ということで、ネタに引用させていただきました。

エスカレートする怒り
大体、私の初期対応が悪いんですが。
「ネーネー」とはミツムツ語でラムネのことですが、私がキッチンに立っていると必ずやってきて「ネーネー!」と要求が始まります。
お菓子をねだられても、おやつタイム以外にホイホイ出すべきじゃないだろうなぁと思い、最初は断るんです。
「おやつはさっき食べたでしょ」「ごはんのあとならあげるよ」
って、言ってもすんなり納得するはずがないのに。
言葉だけで言ってもわからないから、だんだんエスカレートしていく。

これはマズイということで、仕方がないからラムネを渡してしまいます。
しかしその時点ではもうけっこうな不機嫌で、袋がちゃんと開いてなくてラムネが出てこないとかゴネてきます。
おーおーすみませんでしたと急いで回収して切り口をしっかり切り離すと、それはそれで怒ります。
この時、怒りのボルテージはMAXに。
ちゃんと袋も開いたし、あとは大好きなラムネを口に入れるばかりなのに、もはやギャンギャン泣きわめくばかり。

この怒りを収めるには、双子にとってラムネよりも上位のお菓子であるグミを渡してこの場を納めるしかない…!
こうしてだんだん、ラムネの地位が下がっていき、最初からグミを要求されるようになっていくのです。
ラムネの前は、おこめぼーでした。おこめぼーの前は、食パンのみみでした。
今思えば、おこめぼーや食パンのみみは、少なくとも炭水化物だったから良かったなぁ。
今は完全にただの糖分。
徐々にランクアップされていくお菓子に、経費も膨らんでいきます。
チョコレートの壁を死守できるのか!?

反省会
やっぱり、断り方が悪いのかな…。まだ言ってもわからないんだろうな…。
それとも、夕食前のお腹がすく時間なんだから、ラムネくらいすぐに渡して満足してもらうのがいいのかな…。
いや、食パン時代にホイホイ渡して黙らせていたら、せっかく作った夕食をほとんど食べてくれない事態が続いたので、それで頑張っておやつをあげないようにしているんだった。
じゃあ適当に流そうとしないで、一旦料理の手を止めてちゃんと遊んであげたら収まるのかな…。そんなことしたらいつまで経っても夕食ができないから本末転倒になるしな…。大体、100%向き合う意気込みで遊んであげてる時でも「おやつおやつ」ってうるさいしな。

2歳児相手の正解はわかりません。
早く分別がついてこちらの説得に応じてくれるようになるのを待つばかりです。

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